うさぎとピクニック

うさぎと、自転車、田舎での日々

勝手なつぶやき

八溝山ヒルクライム

 

週末は、それで大子町(だいごまち)の八溝山(やみぞさん)ヒルクライムレースに出てきました。
かなり躊躇しました、前日の夜、ひいては朝になっても
参加をどうしようかと。足が痛かったのです、それで幸い温泉がだれも居なくて
ぬるぬるすべすべ系のぬるい温泉だったので念入りにほぐしました、
それが功したのか、会場で支度をしていたらすっかり傷みが引いているのに気が付きました。
なんてったって、歩いくだけで痛かったのが普通に歩けるようになっていたのですから。

会場では仕事のお客さんの紹介で顔見知りになった一位常連さんにまっさきに声をかけていただきました。
にこにこしてて温和な方。自分はけかひき苦手で猪突猛進型だとおっしゃる。
今回新調した自転車で来ていましたが、泉ヶ岳11キロある自転車と1分も変わらないのだとか。
パワーで押すタイプなんでしょうね、スプロケもいくつが付いているか知らないという…。
速い人ってちいさいこと気にしなくても速いんだな…たぶん。
レジェンドさんもアルミの自転車だったし。


また遠慮して真ん中あたり、速い人たちが会話をしていてその後ろに静かにいました、
そしたら一位常連さんと話していたことでぼくの名前を聞いた人が、
裏磐梯で三位だった?、あーやっぱりーとか。今年も出るんですか?と聞かれたり。
すこし輪が広がったのがうれしい。でもいままでかやの外だったけど、どんな話しているのかと思いきや
意外にどうでもいい話ばかりしているのね、ふつうの立ち話といいうか。
てっきりレースの核心部分など深く話しているのかと思ったら避けているみたい。


さて町主催みたいで町長がでできて、長くなるかなあと思ったらスムーズに進行して
走り始めてローリングスタート。意外にゆっくりスタートラインを切りました、
だれがさきに出るかという様子見、そこからは高橋さんがやはり行って、
だんだんなんにんかちぎれて、ぼくも無理についていくことはしないので
そうそうに単身マイペース走法、クリテでこりたので疲れない200w程度で淡々と。
前になんにんイルカは確認しておこうと思ってみると7人いたくらいだったと思う。
そこから2人、3人落ちてきて、
きつい坂を登っていたら、うしろから3分遅れてスタートの若手が追いついてきた。
くだりで追いついたので、このまま後ろつこうかと思ったけど
なんかいやらしいなと思って、抜いて急カーブでほぼノーブレーキで大回り。
70キロの最高速度をここで出していました。
またしばらく走っていたら追いついてきので、そのままぴたっと。
着いたら楽ちんなこと。
まるで新幹線に乗ったみたい、風の抵抗がなくてでも速度がでているから
びゅんびゅん追い抜くの。あっというまに3人くらい抜いて、さっき声かけてきてくれた人に
後ろついて~と大きくジェスチャーしたら、
乗ろうとしたみたいだけど、速度差あって乗れなかったみたい。

なにしろひとりで楽していいのか、というレベル。いま3位では。
このまま一位のとこまで連れてってと思ったけど、そうは問屋が。
やはり途中のちょっとした登りでちぎられてしまうのでした。
若手が先頭交代を要求するので、ごめんねーというと振り向いて
顔をみたとたん、あっすみません謝られたのがこの時のハイライトでした。、

で、気持ちいい川沿いの樹林帯を抜けてそろそろ急坂の登り口かと
いうところで、リアタイヤにふわっとした感触。
音はいないけれど、下を見るとなんか広がって見える。
20メーターほど走ってやがてバルブがごつごつあたるに至っては、
もうなんともいかんともしがたく、あきらめておりました。
後ろを向いてもだれも居ない、しばらくシーンとしていました。
身体から、靄のような水蒸気が木々から差し込む光にあたってきれい…とか
考えていました、燃え尽きた…。

気持ちはうなだれたかった。
けど、しゃがみこむこともできずただ立っていました。
疲労感はまるでなかった、不思議なことに疲れがなく
さらにパワーを普通以上に出せたと思う。
サポートライダーが来たので相談すると、最後尾の回収車を待ってとのこと。
やっばりそうか、マビックカーもいないし、ここで終わりか。
この先の激坂きのう車で登ったらとても自転車でのぼれると思えないほどだったけど
ぼく登れるのかな、さっき知り合った裏磐梯2位だったさんは25Tで登ったことあるとか言っていたけど…。
とかもやもやしながら気持ちを静めるのに精いっぱいでした。
あきらめようもう終わり。
それにしてもなんで?、とくになにも代えていないしチューブだってブチルだし…。

まうなんにんかわからないけど見送った後車か゛ぞろぞろ来てその前いたサポートライダーが
具合悪くないならチューブと道具あるから代えましょうかと言ってくださる。
回収車乗りますか?見ると5.6台のハイエースがそぞろぞろ。
いったん燃え尽きた気持ちでしたがここでまた再点火。
ぼく自転車屋さんなのでと、タイヤも一応見てくれたけど
なにもなくチューブの穴もとくに…(帰宅して風呂桶に漬けたら小さな穴ありました)
3気圧くらいは入れたからと、すこしふわふわするタイヤだったけど
走り出しました。快調に、でもそんなに頑張る気がせずサイクリング。
パワーメーターでは3倍ほどの180wで。

なのに坂をおして歩いているひとがたくさんいてなんか自分か゛けっこうすごい速い人みたいに
走るるのでした。意外にたいしたことなくて、きのうあんなに急だと思ったのなんだったんだろ
レース用自転車だから軽いというのもあるのかな。
パワー出していないせいかな。
ゆっくりサポータが付いてのぼっているひともいて、なんか和やか。
山頂までもそんなに長くなくて車で飽きるほど登ったと思ったのにあっという間についてしまった。
レース自体もうここでおしまい。

下山待ち

以下つらつら思ったこと。

前日走ったことではりがあったのですが、なんとなくそれがまわしていくつれほぐれていくような気がします。
体調悪い時の方が無理をしないでマイペースなので結果的にいいことが多い。
今回も自分より速い人が無理についていった結果落ちてきていた。

下りで70キロの速度で一時停止無視して交差点を曲がるのは痛快でした。
パトカーが反対側道路封鎖してして数台のパトカーや警察官を前にして
その速度で突っ込むというのは、逮捕される案件なのに。

平地もくるまだとずいぶんあったけど競って走るとあっというま
いやだとか考えるすきまもなく。楽しかった、
あれだけ普通に暮らす長い道路を封鎖というのは、民間ではなかなかできない。
さすが町おこしの主催だけある。警備員もお金かかってそう
とても参加費ではペイしないでしょうね。

もしパンクしていなかったら、
五位まで表彰台ということもあり、悔しいけれど
起きてしまったことはしょうがない、でもなにより楽しかったからもう順位は
いいやという気にもなる。
まだちゃんとした大会で表彰台に上がれていないのだけど、気が付けば
ほぼいつも上位陣の中にはいるのでそれにりに認められているような気もする。
でもあのとき何位だったということでしか名前が
記憶されにくいので、やはり表彰台には上がりたいな。

直してくれた自転車やさん、てっきり地元のだと思ったら
あとで、自分かこないだ買った中古自転車の店(店舗は違う)
と知りました。

クリテみたいににせこく振り落とそうとしないし
和気あいあいとしていて和やかで雰囲気よかった。
若手を下りでぬいたのは、下りも無駄にするなのアピール兼たぶん
免許持ってないからたぶん曲がり方を知らないだろうからと
クリテで磨いた(失格だったけど)のコーナーテクを見てという気持ち。
たかがノンブレーキのアウトインアウトだけど。

 

体力の80%ぐらいで走ってたはずなのにほとんどの人より早いというのは何時だろうと思う
朝から晩まで仕事していてて、日常の練習なんてしていない。ローラーもしない。
週末晴れたらライドするだけ。なのになんで。
考えるに、もしかすると、 環境っていうのがあるのかもしれない、
消費も悪い時も近所のノンストップのそこで調整している
休憩なしで坂を含め 1時間 2時間 一度も止まらずに登れる環境が大事かも

もうやけになって、TPUに手を出しました
もしかすると、パンクしたのはコンチネンタル軽量タイヤと、薄いブチルチューブだったけど
アマゾンで安かったので在庫処分的な古いチューブで劣化していたのかな?
と思ったので今回は店で買いました。
なんか乗り味があまり好きではないのだけれど、アジリストライト23C160gとTPUチューブ24g
タイヤはバンクベルト入りにしました。さて次回は2回パンクしている矢島です。
瞬間パンク修理剤買いましたがTPUチューブに使えるのかな。
とりあえず背中に持って参加予定。


子供の時から 闘争心とか負けずキライとかそういう気持ちはほとんどなく
たきつけようとするも受け止めるだけのぼくは親からばかにされてきたげど
やっぱり勝敗というより過程が大事だと思うんだな、レースは特に。
あっ勝てるなら、最後の最後に執着心も大事ですよ。
なにごともあきらめがいい自分にはなくて、いいよ譲るよと思ってしまう。

今回は疲労感がなかったのは、いろいろ考えたことが成功したということなんだろうから
その辺では間違いなかったのかと。
レース後暑熱順化も100%だったし、次回もそのまま頑張ります。
矢島は自分より速い人が名を7人程度名を連ねているので
自己記録更新があくまでも目標です。
それにしても今回恐れていた集団での15キロも激坂もクリアできて本当によかった。
楽しかったし、来年八溝またぜひ開催して頂きここも自己記録更新を狙いたいです。